【開演前】
このご時世に(いや時世は関係無いけど)主宰が入口の外でだべってデカい声で談笑してるのはイメージ最悪だからやめさせた方がいい、その馬鹿を。会場の中まで聴こえてきたぞ馬鹿か?
あと受付も知り合いだからって話しかけてくるな、誰が見てるか分からないんだからニュートラルな立場で粛々と仕事をこなせ馬鹿か?
【芝居】
リミッターかけたみたいな棒読みと不安定に揺らぐ声色……なんというか一昔前のアングラ演劇を連想させるような発声の人がキャストの大半を占めており、ここにナチュラルで抑制の効いた芝居をしてる人がたまに混ざるとものすごくカオスな空気になる。
酷い例え方で恐縮だが狂人しかいない村に紛れ込んだ一般人みたいだ、その人だけが突出して演技上手いってだけなのに。
台詞前の必要最低限なタメが無い掛け合いは、相手へのリアクションに属さない段取り芝居か、回線弱くてタイムラグのキツいネット声劇みたいに見えてくる。あれはお客さんも共演者も耐えられるものなんだろうか……?そもそも演出はそんなのにGOを出すものなのか……?
「間」で勝負する芝居は個人の好みによるものなので是非は問わないが、その台詞回しの何で何を表現したかったんだろうと首を傾げる箇所は多々見受けられた。
【演出】
音響込みとはいえ完全暗転がやたらと多く、またBGMが場面転換くらいでしか使われていない。また気になったのは音響や照明のフェードイン・アウトがほぼ皆無。フェーダーじゃなくON/OFFスイッチで操作してても支障無さそう。前述の間を潰すような掛け合いと相まって余韻が無い。恐らくはそういう演出意図なのだろう。ここも好みは分かれそうだ。自分とこならまずやらないが。
スポンサーサイト
大千秋楽が終わってからすっかりご挨拶もせんと大変失礼を致しました……orz
(一応twitterでは発信したけれど)
改めまして、Leidenschaftプロデュース朗読公演「薔薇/みごとな女」は全日程を恙無く終了することができました。これもひとえに皆々様から賜りました格別のご厚遇あっての事です、本当にありがとうございました。
いやほんとマジで、誰かが見てくれるんだって確信がめちゃくちゃ力になりました。
月末も近いくっそ忙しい中でわざわざご来場くださった皆様には頭が上がりませんorzorzorz
応援してっ、って言葉にしたのいつ振りだったろう……。
そして、スタッフの方々がいなきゃワシゃ何にもできないんだなーって痛感しました。主催公演のuna:chenterや言想綴園でもそうだった訳だけど、沢山の方々の知恵と技能と気持ちが一つになって初めて誰かの心を動かすイベントが開催できるんだっていう事.
(こういうのを言葉として並べ連ねるのは簡単なんですよ。安全圏から揚げ足を取るのもね)
奇しくもこの公演は、かつての我々同様コロナ禍により中止・延期になったものを二年半越しに再始動させたリベンジ公演。今回こそは絶対に完走するんだという静かに燃える意思をひしひしと感じていました。いやほんと。
はてさて終わってみてふと思うこと、後から言葉になってくる沢山あるのですが。
この中年の復帰戦をこの公演で迎えられた事は本当に幸福だったなあ、という事を声を大にして言いたい。
演出の青木さんは、外様というか門外漢の私から見ても、その許容力も洞察力も統率力も途轍もない「器の大きさ」を感じさせる、傑物というべき御仁。だからこそ異能の才人が多数集まってくるのでしょう。初手からアベレージの高さをビンビン感じる稽古って割と無い。かといって不必要な緊張感も無く。
しかしまた「もしかしたら、やろうとしてる事は自分と結構似てるのかも知れない」とも思ったり(世代もそんなには離れてないっぽいし)
一番強いのは(次の公演でもこれなんだけど)「俺相変わらずコミュ障治らねえな」っていうか苦笑、座組の一員として機能できていたのかなっていう……青木さんと距離の近しい方々が大半を占めていたというのを抜きにしても、座組の中にどこまでなじめただろうか、足を引っ張ってやしないだろうか、殊に今回の座組は皆さん優しくて大人な方々ばかりだったから辛うじてやってこれた面も多々あって。
稽古からバラシが終わるまでずっと「自分は果たして、この座組にとってどう役に勃立てるだろうか」という卑屈な気負いというか怯えというものが頭にあって、そういうものに変に捉われていた面は正直あります。お越しくださった皆さんに「お前緊張してんなpgr」って言われたのもおそらくそーゆー事なんだろうなと。
自分が演じた弘さんについてはねー、「①作品の中で担っている役割」と「②演出から求められている演技、自分への課題」と「③共演者の演技から受ける影響及びそれを受けて自分の中から生じる反応」と「④自分の中で育んで来たリアルタイムで変貌し続ける弘さん」が最後の最後まで鬩ぎ合っててどうしようもなかったです。だからといって本番中にプランを変えたりするのは当然ダメなんだけど。掛け合い相手だった村上さんには本当におんぶに抱っこでした。あんなに「受けの演技の凄さ」を見せつけられたのは初めてだった。凄いわ!!マジで凄いわ!!!
んでも、自分の役柄とこんなにも濃い密度で向かい合ったのも結構久しぶりで。本当に久しぶりに「役者」してきたなと。戻してもらえたなと。でもこれは仕切り直しなので。しょっぱいネトストは気にせず初心を忘れず、もう一度前向いて一歩ずつ踏み出していこうと思います。
長文駄文失礼しました(まあ毎度のことだからいっか)
これからもご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。
今日はこれから11月公演「岸田國士の存在」二度目の稽古っす……
浅沼諒空 拝
これ書いてるの、「薔薇/みごとな女」の小屋入り終えて帰宅してすぐなんですよね
明日ちゃんと起きなくちゃ……(真顔
10/15(土)
もう本番の一週間前やん!
お昼はスタジオ収録。5年前からゲームやオーディオドラマを製作している同人サークル
CURARE様の新作ビジュアルノベル「Sweet Flag」のメインキャラ”すず"役に抜擢されまして、その収録に参加してきました。
楽しかったーー!!
普段あまり当てられない役柄、普段あまり出さないタイプの声色、普段あまり披露しない演技、自分の中の色々なものを、音響監督さんや台本、キャラクターイラストに引き出してもらった感が満載です。製作サイドの楽しさが、そのままユーザーの皆様にも伝播するような作品になってくれたらいいなあ……ご期待ください!今年の冬、コミックマーケット101にてリリース予定です!
収録自体がかなりサクサクと進んで早めに終わったので、そのまま「薔薇/みごとな女」の稽古場へ。
通しを除けは最後の稽古。その事実に何故かめっちゃ緊張してました。そして何となく手ごたえを見出せず……ぐぬぬ。スタ録での勢いでテンションが上がっていたせいか、大分メリハリ付けたら説明台詞臭さが増してしまっていたのかな……?劇中世界の把握がまだまだ足りないね。
(本当はAチームのメンツがコンスタントに揃っててある程度コミュニケーション取れる状態だったら、一度試してみたい演技プランがあったんだけど……流石に時間的な余裕がありませんでした)
そして帰宅。7日、11日と続いてきたネット配信の声劇企画「ジパフェス」三日目!
初日にも実施した「宵闇通りの見世物小屋」「宵闇通りの見世物小屋~化鳥~」「化鳥」をどどっと一挙上演する地獄巡りリターンズです(愉悦
新作の宵闇化鳥(通称)はこれで配信に乗るの2回目みたいですが、もっともっと沢山の人たちに触って欲しくて……自分の好きが詰まりまくった台本を宣伝しまくってるだけっていう説もありますが。
※前々回の奴
すんません更新サボってました!!(全裸土下座)
10/11(火)
7日にもやっていた、声劇台本作家の芥子菜ジパ子さんの作品を網羅する声劇企画「ジパフェス」の二日目。色々アシスタントしてくれていたかみまみたちゃんのプロデュース日です。
※前回の奴
http://kurigotobekkan.blog79.fc2.com/blog-entry-574.html
10/12(水)
久々?に「みごとな女」稽古。
この辺りから、収と弘の掛け合いにグルーブというか熱というか、「共演している感じ」が生まれてきたような記憶があります。
手前味噌ながら台本の基本的な解釈自体はさほど外れてはいないはず。だから足りないのは掘り下げ具合。他の劇団さんがやってる動画も見てみたけど、参考にはなりましたがやはり自分の中の弘さんは自分だけのものだし。Bチームで同じ役を演じる井せきただしさんも、基本骨子は同じでも表現の仕方とか想定してる着地点、佇まい自体からやっぱり自分とはちょっと違うし。まだまだ不安や迷いを払拭できない状態で演じたり喋ったりしてましたね……。
10/13(木)
この日は稽古はオフ日。
「薔薇/みごとな女」では同じAチームで別演目である「薔薇」に出演される藤田周さんが別途客演している「朗読劇 陰陽師」初日公演を観劇。(原作は夢枕獏先生)
出演陣の演技と読みはもうどなたも最高で最高!
極上の声と言葉を頭のてっぺんから爪先まで浴びに浴びた想いです。
披露された演目は、人間の愛憎に纏わる愚かさ、そしてそれが醸し出す哀切さがテーマになっているようで、ここはやはり平安の世も現代でも変わらないように思います。結構登場人物に感情移入してしまう口なので、胸が詰まる想いでした。
そんな中で「虫めづる姫君」をモチーフにした二本目はちょっとコミカルで癒されました。特に藤田さんの演技で!wwwあそこまで型破りにして芝居全体とご自分の演技の整合性をちゃんとキープ出来るのが凄いなあ。客席もドッカンドッカン沸いておりました笑
演出に関してはもしかしたら好みが分かれるかも知れません。手に台本を持たない場面も多々あり(むしろ多いかも?)ステージが少し狭すぎるくらいに、空間を縦横無尽に使い尽くすような動きも。ひょっとしたら300人規模以上のホールクラスを想定していたのでは?などと想像してみたり。
自分もこういう場所に立てるよう精進せねばなあと、小雨が降る中慌てて帰路についた私でした。
10/14(金)
この日もオフ日。
22時に裏でちょっとおセンシなBL声劇を……(汗
台本の作者さんには録音したファイルを投げておきました。
悦んでくれたかなぁ?
10/8(土)~10(月)
いわゆる三連休。私はそのまま稽古でした!
8日の昼間は野暮用が先んじて入っていたのですが諸事情によりバラしになりまして。
猛ダッシュで稽古場に向かってきました
10日の稽古では照明担当の方がチェックしに来てくださったり、軽く衣装や製本についての支持や意見交換もなされたり、
言わずもがなですが、作者の森本薫先生は明治後期生まれの方で、活動期間は昭和初期のごく僅かな時期に留まっています(終戦後間もない昭和21年10月6日に肺結核が原因で亡くなりました)
しかしながら。で、ありながら。
ラブコメかな?ってくらいポップで台詞回しだけでも実に躍動的だったり。
昭和という時代特有とも言うべき抗えない理に相対する、胃液が遡ってきそうなくらいの哀切を抱えていたり。
稽古のたびに、森本先生が執筆時に見出し託した「普遍性」と「時代性」この両方をひしひしと感じずにはいられません。(同時に、かの時代を生きた女性への深い敬意と考察も)
しかし初めて台本を拝読した際に、もやっと感じつつも巧く言語化できなかった(←アホ)それらの要素をこうしてブログだのSNSに綴れるのも、ただただ演出の青木さんと共演者の皆様方あっての事ではあるのですが。
自分がこの最高の座組に貢献できる事ってなんだろう……外様でロートルでブランク有りの病み上がりの身がどこまで食らいつけるだろうか。
しかも来月にもう一本あるのよね(超真顔
……気合入れ直してきます。
10/5(水)
野暮用を済ませてから、20~23日に控えているLeidenschaftプロデュース「薔薇/みごとな女」稽古場へ。こういう日に限ってお天気は崩れがちですが、日頃の行いが祟ったのだと割り切ります苦笑
今日は自分が出演しない「薔薇」の集中稽古だったのですが、時間が許す限り見学させて頂こうかと思いお邪魔してきました。次来れる日まで間が空いちゃうので、寂しくてw
演出の青木さんが要所をこの日の稽古で仰っていた言葉……
「台詞を覚え切って喋るよりも、覚え切ってない状態で読む方がずっと難しい」
これが強く印象に残り、帰宅してからもずっと反芻していました。当然ながら優劣や軽重を論じてはいなくて、今回の公演において、自分のとっての課題の一つになるだろうなと思って色々考えてました。そういや三年前のDomixでも同じような事を共演者が言ってたなあ。
あと、三谷幸喜さんが執筆された名作『12人の優しい日本人』を、初演メンバー含む超豪華メンツが一同に集いZoomを活用した朗読劇形式で上演した配信が大好評だったけど。
上演前に三谷さんが出演陣のお歴々に「リーディングが一番難しいんだぞ、誤魔化しが効かないんだから」って言ってたのをふと思い出したりしたなど。
9月はもう死んだんだ。
いくら呼んでも帰っては来ないんだ
もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ
てな訳で、10月から色々と書くネタが増えてきそうなので日常記録的な日記を書くよぉ!
10/1(土)
夕〜夜、映画の日でもあったが、予定の調整を重ねた結果、都内にて観劇。
友達が歯を食いしばって頑張ってるとこはそりゃ見届けねばならない。これは渡世の義理とか人情とかと近そうでいてずっと遠い何か。
ステージ上から客席まで、ちゃんと届きましたよ、そして受け取りましたよ、メッセージを。
しかし私、常識じゃ考えられないような大ポカで大遅刻しちゃいました……スタッフさんお手数おかけしましたorz
観劇から帰宅後すぐに、ウタゴアサノ様の自作アニメ企画「トーキョーアブノーマル」第三話の遠隔収録に参加(そのため「薔薇/みごとな女」の初顔合わせは欠席……)
今回私は敵役、悪役の水谷という893なおじさんで出演してます。
配信アプリ「ボイコネ」から飛び出した非常に挑戦的で独創的で意欲的な企画。今後どう転ぶかは関係者サイドすら分からない。
しかし自分なんぞを拾ってくれた企画主様には、非才ながら持てる技量の限りを尽くして何かしらお返ししたいし。一緒に遊んでくれる人とは楽しく遊びたいし楽しませたい。そんな気持ちで声を張り上げました、真夜中なのに苦笑
https://www.youtube.com/channel/UCCiyUEIFhNbij9pODmK3HaA
( {0}ё{0})( {0}ё{0})( {0}ё{0})( {0}ё{0})( {0}ё{0})( {0}ё{0})( {0}ё{0})( {0}ё{0})( {0}ё{0})( {0}ё{0})
10/2(日)快晴
長年お世話になっている雛成ひよこさんのドラマCD「殺鬼ノ百合姫弐~罪人~」のスタジオ収録にお呼ばれ。
一作目のリリースから丸4年。キャスト選考にも一枚噛ませてもらった製作開始段階からは約5年近い月日が流れました。代行屋と周囲の人々が背負った物語にようやく一区切り……感慨深いものですね。
昨年の「殺鬼ノ百合姫弐~昏無~」に参加した時は、詳細は伏せますが個人的には悔いも残るていたらくだったため、名誉挽回すべく足掻いてみたつもりです。でもやっぱり共演者さんが隣にいるってのがめちゃくちゃ力になるんだよなあ。スタジオ収録に魔法が発動した瞬間を今回も感じました。
お披露目できるのは来年春かそれ以降か……少しだけお待ちくださいね。
※作品の公式サイトはこちら
https://hiyokobunbun.wixsite.com/yurihimetumibito
【厚かましいご案内】
◇こちらで紹介している脚本は無料でお使いいただけます。
・舞台、朗読劇、映像、ネット声劇、いずれもご自由にお使いください。
・不特定多数の観客を迎えての舞台上演を想定しておられる方は、
もしお手間でなければ「上演案内登録」をして頂けると嬉しく思います。
・それ以外でも事前でも事後でも利用に際しご連絡頂けましたら大変嬉しく思います。
◇以下要項は演者、演出の方のご判断により可とします。お気軽にどうぞ。
・演者ご自身の性別と異なる役柄を演じる
・読みづらいと感じられた箇所の読み替え
・内容の大筋に抵触しない程度の軽いアドリブ
◇内容改変に近い過度なアドリブはお控えください。
◇役柄の性別変更については慎重にお願い致します。
(厳禁と明記されている場合はご遠慮ください)
呉丸寿樹 様「イディオットコップス」「愚策と鬱憤」
佐々木巌役
華星工房 様「戦士の神殿」
清水義役
企画HPにて公開中
BitteR-fly 様「illegal existence」
高森慎太郎役
YOUTUBEで全話公開中
Ganache Project 様「Salome〜愛と死の狂想曲〜」
ナラボス隊長役
PV風MADを作ってYoutubeにアップしている人がいて、それが大変心地よくて定期的に視聴してる。
35年は昔のバンドなので知らない人の方が大多数かも知れないが、とても素敵な方々なのでお気が向いた方は是非是非。
(Drの上領亘さんはご自身のユニットNEOBALADで、M3にも出展していた!握手してもらっちゃった……)