遅ればせながら「una:chenter Vol.4」終了致しました。
すっかり遅くなってしまいましたが……
今年一発目の公演であり、カットウでは2度目となります
「una:chenter Vol.4」、恙無く終了致しました。
ご来場下さったお客様、誠にありがとうございました。
来てくれなかった方々、心よりお恨み申し上げますwww
さて今回は……悪い点から上げていきますと、
公演における反省点は、全部自分にありますね、ハイ。
何と言うか……“たるんでんぞテメー!”的な……。
集中力が途切れがちだったのか、初心を忘れがちだったのか、
つまらないミスが多々ありました……
カットウを劇場っぽく回していく要領みたいなものは
大分身体に染み付いてきたので不安は減ってきたのですが、
却ってそれが惰性になってしまってはいなかったか?と。
またそれ以前に、イベント自体がちょっとマンネリ気味かも。
忙しかったとは言え、書き下ろしも間に合いませんでしたし……
勿論、リーディングイベントが定着するまで
こういうのを継続させるのが目的ではあるのですが……。
それならば尚更、もっと創意工夫が必要になりますしね……ううむ。
あと会場内の空気感が、悪い意味で劇場っぽさに近くなっちゃった。
もっとこう……なんて言ったら良いんでしょうかねえ……。
昨年10月にRAFTでやった失敗に似てる感じがしますね、自分の中では。
良い点としては、やはり今回も素敵なキャストさんに恵まれた所でしょうか。
翻って、そんな優良な素材を活かしきれずに終わった
凡庸な演出に再び猛省せねばという心持ちにゴニョゴニョゴニョ……
今回の演目は、実は自分とこでの再演が二本、観た奴の再演が一本、
ばなわにの声劇枠でお借りしたものが一本という事でした。
拙作「Dis:calling」は1年3ヶ月振りの再演。
ラストを含め若干の改正を加えてますが、ほぼ当時のまま。
出演の望さん、藤岡さんはリーディングには慣れていなかったみたいで、
感情の振り幅などや言葉の伝え方などで
それぞれの持ち味を演技に溶かし込む事は成功したんじゃないかな?
勿論、演出とはそこから先をクリエイトする作業なんですが……。
「ゴースツ~入浴後の幻~」は演じる側からの支持が特に強く、
一番最初に上演を決めた作品でした。私も好き。
登場人物のゴーストライター・安藤浩子については、
前回の戸來真由美がひとつの完成形を作り上げてしまったために
自分の中でもなかなか難しいものがあったのですが
今回安藤訳に挑んだ長澤さんは、前回に比べて可愛らしいというか
女性らしさを捨ててない安藤さんになりましたねwww
ゴースト役の甲斐さんは、水を得た魚みたいでしたw
エネルギーと声の強靭さ、存在感は随一でした。
ただ、ちょっと好きにやらせ過ぎて整合性を乱してしまいましたね。
これはワシの甘さ。
「おそろい」はバリバリのホラーでした。
皆が怖い怖い言ってくれてこっちとしてはもうウヒヒヒヒヒヒヒヒヒwwwwww
ユミコがステロタイプなヤンデレっぽい、とのご意見をいただきましたが、
そういう枠に押し込めてしまったのは単に私のオーダーでして、
ユミコ役の菊池さんがそれに答えてくれた結果だったりします…・・・
しかし、他二人……タカシ役の楠戸さん、ハルカ役の早坂彩子が
比較的ナチュラルな演技で臨んでいたので、対比としてはまずまずかなと。
三人のパワーバランスなども巧く取れてたし、
アンケートでもご好評頂いたようで、胸を撫で下ろしております。
とにかく楠戸さんが人気、人気で全俺達が嫉妬ギリギリギリギリr
「ひまわり 2008→2011」は前作に続いてしぇふさんからお借りしたもの。
今思えば照明はもっと工夫出来たかな、と思ったりもしますが、
配役についてはベストだったと胸を張れます、えへへ。
これが唯一、非常にオーソドックスな「朗読」でした。
ポエトリーリーディングっぽくもあったりして、
最初は何処まで受け入れていただけるか不安だったりもしたのですが
割と多くのお客様が話の意図を汲み取って頂けたようです。
何より、キャストの皆も気に入ってくれたのが嬉しかったですね。
ここで得た反省点や皆様から頂戴したご意見を生かして、
4月の次回公演に臨みたいと思います。
本当に、ありがとうございましたっ!!